※大陸の覇者だけでなく本編のネタバレも多め。
大まかなあらすじ(長め)
- リンユウを攫ったセラフィナは“ 死の谷”に向かう
- 死の谷は亡国の街“ ベルケイン”に情報あり
- 王国ベルシュタインはザロモンに滅ぼされたと伝わる
- しかしベルシュタインの末裔に秘匿された秘密が明かされる
- ザロモンは“ 200年前に辺獄の書”を執筆した“ フィニスの門”の学者だった
- ベルシュタイン王はフィニスの門に“ 辺獄”の力に目をつける
- 孫娘を人質に取りザロモンを脅迫
- フィニスの門を狙ってグラナート王国に攻め込む
- ベルシュタイン王国のは劣勢
- フィニスの門を無理やり開かせる
- その結果、ベルシュタイン・グラナート双方壊滅するがザロモンは生き残る
- ザロモンに全ての責任が擦り付けられる
- セラフィナはザロモンの孫娘だった
- セラフィナの元へに向かう途中、フィニスの門を閉じたのは“ オージン・クロスフォード”とサザントス
- クロスフォード家は聖火騎士と協力関係にあった
- セラフィナと対峙
- リンユウは“クロスフォードの末裔グラム・クロスフォード”の落とし子
- セラフィナ、リンユウを贄とし神になる
- だが、贄は“リブラック”による罠だった
- 先の大戦でフィニスの門が開いたことによりリブラックがオルステラに
- セラフィナが200年以上生き長らえてるのは辺獄の血をリブラックから分け与えられていた
- リブラックの目的は“ 14番目の神 ガルデラ”を復活させること
- サザントスの身を呈した活躍によりリブラック撃破
- リブラック姿を消す
- サザントス、グラム・クロスフォードとの出来事を回顧
- グラムの妻が不治の病に掛かり、指輪を行方を探すことに迷い
- サザントスは妻を優先させるべきと即答
- 長きに渡り続いたクロスフォードの因縁を消すためにサザントスは聖火の力を使いグラムの記憶を消した
- そして、聖火騎士・サザントスの元へ一通の手紙
- 宛先は“ フィニス”
感想
いやあ…クリアしました。重厚なシナリオだった…。
公式生放送で物語指針は示されていたので、ある程度原作に寄った内容になるのは分かってましたが、ここまでガッツリ本編に振り切ったストーリーになるとは思わなかった(笑)
とても良かった…良かったのですが…。
興奮と裏腹に心配な部分もチラホラと。
前々から期待していたリブラック。
まず物語序盤にて本編のボスキャラであるシメオン・マティアスのいきなり両名。セラフィナと何らかの関わりがあり、そこではリブラックの名前が。
そして、ラストはどんでん返しで名前だけでなくリブラック本人が登場。ボスとして主人公一行に立ちはだかる展開に。
これはヤバいくらいアガりましたね…。
しかし本編やってない人は逆に置いてけぼりになったかも。このオバさん誰だよと。
この点について後述纏めます。
リブラック撃破後、あっさり姿を消しましたが今後主要人物として登場するのは間違い無い。
そしてリブラック(フィニスの門・ガルデラ)と深い関わりを持つクロスフォード家の秘密と聖火騎士との繋がりが明かされました。
本編で決して登場が多いキャラクターでは無く情報は少ない印象。
名家でありながら何故本編フィニスの門を開く手伝いをしてしまったのか不思議でした。
それがサザントスの手によって記憶を消していたと…。
これは何たる皮肉……。
記憶があれば決して本編のような悲劇的な結末になっていなかった…。
でも愛する奥さんとクロスフォードの宿命を抱えながら過ごせなかったかも知れません。
そしてリンユウはグラムの落とし子(娘)と言う事実。クロスフォードの血を受け継いだ人間でした。
…あれ…愛する奥様がいながら…( ^ω^ )
まあまあ、それは置いておいて気になるところは本編に出てくるクリスと腹違いの兄弟ということになりますね。
これはまだまだリンユウにも出番が回ってくる予感。
先の大戦に関しても初情報ですかね?
本編ではオルベリクが参加したホルンブルク合戦以前にもフィニスの門を巡って大戦が起きていたという事ですね。
それだけ辺獄の力は強大か…。
不安なこと
僕はとても楽しめた、どころか富を授けし者に次いで良いシナリオだったと思いますが、楽しめたが故に少し不安な点がいくつか。
まず大きく広げた風呂敷畳めるか問題。
本編のファンブック等読んでないので間違ってたら申し訳。
この章だけで人物相関図ヤバいことになってません?
大陸の覇者に合わせて肉付けした設定もめちゃめちゃありますよね?(多分)
これ、整合性取れるのかな?
ロンドがレイヴァース家の血筋
リンユウが落とし子
グラムが記憶を消されていた。
物語の根幹に関わる事実を知っていそうなサザントスが本編未登場なのこと。
本編では聖火騎士の活躍が少ないこと、などなどなど。
グラムの記憶を消した話に関しては、正直強引だなあと感じる部分もありながら、
本編で妻を亡くした喪失感のみでフィニスの門を開けることに協力するのは、それもまた首を傾げざるを得ない。確かに納得する設定でもあります。
まあ、僕は前提として大陸の覇者はパラレルワールドだと思っていて細かく突っ込むことはせず純粋に楽しむつもりです。
果たして、ここまで広げた風呂敷を畳めるのか。
普津澤さんの手腕の見せ所ですね。
あと、もう1つは本編やってない人置き去り問題。
本編やってない人は今回だけで知らないワード幾つ出てきただろう…(苦笑)
これに関しては、つべこべ言わず本編やろうぜ!と言いたところ…ですが…。
やりすぎると某キングダムハーツみたくナンバリングタイトル始めても意味が分からない状態にするのは可哀想。
置いてけぼり問題が行き過ぎると批判が巻き起こるんですよね〜。
現にキンハー3はとても残念な気持ちになりましたからわかります…。
ただやっぱり僕から言えることは、置いてけぼり喰らってる人は本編を是非やってほしい。
グラフィックの綺麗さやマップの壮大さ、これは大陸の覇者では味わえません。後悔させないししない。これは間違いなく言えます
終わりに
権力と打って変わって、興奮と不安と想いが溢れかえりどうしても語りたかったので早々記事にしました。
ただただ僕にとって最高のストーリーだった…。
今後フィニスが主人公達にどう絡むのか、クロスフォード家とサザントスの関係は、オクトラホームページの王の名前の無いアラウネはどうなってしまうのか…本当に気になる展開の数々で目が離せない。
どうか、結末がどうであれ綺麗に纏まって欲しい…信じてます普津澤さん!
という訳で以上。